KRB工法
KRB工法の概要
擁壁の構築を汎用バックホーを使用して現地の土砂とセメントの混合のみで行なうため、経済的で作業期間の短い工法である。
又、運搬資材がセメントのみであるため、作業用通路として使用する土地の破損が少ない。
田畑部や山間部、溜池部、盛り土部での使用に適した工法です。
KRB工法実績紹介
駐車場 セメント改良固化自立擁壁工事
当初設計はL型擁壁であった。経済的で工期の短い工法として、KR擁壁を計画し、採用された。(運送会社のトラック駐車場、拡幅工事の擁壁として見栄え、強度共に適合)
工事概要 | 発注者 (事務所) |
施工年月 | 改良 作業日数 |
改良目的 | 改良数量 | 改良深度 | 土質 | 改良材種 | 添加量kjg/m3 | 設計一軸 圧縮強度 |
現場一軸 圧縮強度 |
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運送会社 (民間) |
2010 12月 |
30 日 | 土留擁壁 | 1,720㎥ | 3.00m | 砂質土 | 六価クロム 対応セメント |
105㎏/㎥ | 22.85 ㎏f/cm |
229.0 ㎏f/cm |
着工前状況
下部改良 セメント攪拌・混合状況
地下排水工設置状況
セメント改良盛土状況
(左)下から4段目壁面高を施工中 / (右)下から8段目壁面高を施工中
完成写真
(左)駐車場側から撮影 / (右)外側から撮影
駐車場 KR擁壁造成工事
駐車場造成工事の当初計画の擁壁は、コンクリートブロック積工であった。経済性、施工性を比較・検討の結果、セメント改良固化自立盛土擁壁工に変更。
工事概要 | 発注者 (事務所) |
施工年月 | 改良作業 日数 |
改良目的 | 改良数量 | 改良高 | 土質 | 改良材種 | セメント 添加量 |
設計一軸 圧縮強度 |
一軸圧縮 試験結果 |
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民間 冠婚葬祭会社 |
2012年 10月 |
4日 | 本設擁壁 駐車場造成 |
116 ㎥ |
1.50m | 粘性土 | 六価クロム 対応型セメント |
80 kg/㎥ |
2.22 ㎏f/㎤ |
26.0 ㎏f/㎤ |
着工前全景
完了全景(L'=70m)
(改良壁面状況)
施工状況
(セメント飛散防止)セメント散布前に水でスラリー化
セメント攪拌・混合状況
型枠組立状況
セメント混合土盛土状況
転圧状況
現場一軸圧縮強度試験状況
低強度用シュミットハンマー試験
護岸整備工事
当初、池の護岸整備工事の工法は張ブロック工であった。経済性、周辺環境等を比較検討の結果、経済性が高く、又、池の堤体全体をセメント改良工を行うことで防草効果を確保出来るKR工法(本設構造物のKRB工法)が採用された。
工事概要 | 発注者 (事務所) |
施工年月 | 改良 作業 日数 |
改良目的 | 改良数量 | 改良深度 | 土質 | 改良材種 | セメント 添加量 |
設計一軸 圧縮強度 |
一軸圧縮 試験結果 |
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某市 某町 水利組合 |
2014 1月 |
20日 | 本設護 岸工 |
1,375㎥ | 3.70m | 砂質土 | 六価クロム 対応型セメント |
80 ㎏/㎥ |
1.90 ㎏f/㎤ |
20.0 ㎏f/㎤ |
着工前状況
完了全景
施工状況
セメント攪拌・混合状況
セメント攪拌・混合状況
法面整形転圧状況
現場一軸圧縮強度試験実施
低強度用シュミットハンマー試験
治水施設のり面補修工
室町時代に築造されたと推定される某県の史跡である治水施設の法面補修工として、当初コンクリートブロック積工が計画されたが、仮設進入路の借地問題、長期工程による近隣への環境問題、経済性等を検討された結果、永久法面としてのKR工法が採用された。(仮設道路不要、経済的、工期短縮)
工事概要 | 発注者 (事務所) |
施工年月 | 改良 作業日数 |
改良目的 | 改良数量 | 改良深度 | 土質 | 改良材種 | セメント 添加量 |
設計一軸 圧縮強度 |
一軸圧縮 試験結果 |
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某市 建設課 |
2014 11月 |
14日 | 本設 法面保護工 |
粘性土 | 六価クロム 対応型セメント |
125 kg/㎥ |
4.30 ㎏f/㎠ |
42.0 ㎏f/㎠ |
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330㎥ | 1.80m |
着工前状況
完了全景
施工状況
セメント散布状況
セメント攪拌・混合状況
法面整形状況
現場一軸圧縮強度試験実施
低強度用シュミットハンマー試験