KR杭工法
KR杭工法の概要
現状の構造物基礎(擁壁基礎、家屋基礎等)の補強工として、湿式又は乾式の柱状改良杭が広く施工されている。改良杭径はφ400~1,000が標準で、深度、土質に応じた能力の柱状改良杭専用機が使用されている。作業ヤードが広く、施工数量が多い場合は改造型バックホーとトレンチャー式攪拌機等も使用されている。
KR工法は大きな支持力とせん断力を持ち、液状化現象を防ぐことが出来ます。強い耐震性を有し横揺れにも強いのは勿論ですが、常時の振動も軽減されます。※過去の施工例で約10dB程度(※土質により多少の幅は有ります。)施工ヤードもバックホーとセメント搬入のトラック(※ダンプでもOK)が入れれば施工可能です。(※セメントの飛散防止に水があればベスト)
KR杭工法実績紹介
新築基礎 改良杭工事
当初設計は湿式柱状改良杭であった。(φ500、L'=7.0m)検討の結果、基礎地盤全体を一体化した大きな支持力と経済性も考慮した結果 セメント改良杭(KR工法)が選定された。
工事概要 | 発注者 (事務所) |
施工年月 | 改良作業 日数 |
改良目的 | 改良数量 | 改良深度 | 土質 | 改良材種 | 添加量 ㎏/㎥ |
設計 支持力 |
現場実測 支持力 |
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M様 (民間) |
2010 11月 |
4 日 | 建物基礎 改良杭 |
294㎥ | 7.0m | 粘性土 | 六価クロム 対応セメント |
65 ㎏/㎥ |
90KN/㎡ | 300以上 KN/㎡ |
着工前、区画割状況
上下2分割施工(特種手順)
下部改良工、改良深度確認状況(特種手順)
施工状況
(スライドアーム式バックホー使用)
セメント改良杭工 完了状況
歩道整備工事
道路新設工事において、当初計画では、ボックスカルバートの支持杭として高圧噴射攪拌工法杭、道路側部は発砲スチロールの超軽量盛土工法であった。
作業は道路片側通行規制で行なうものであり、工程、作業ヤード、プラントヤード、経済性を比較検討の結果、ボックスカルバート・超軽量盛土共、経済的で工程短縮のセメント改良基礎杭工が採用された。
工事概要 | 発注者 (事務所) |
施工年月 | 改良作業 日数 |
改良目的 | 改良数量 | 改良深度 | 土質 | 改良材種 | セメント 添加量 |
設計 支持力 |
試験 支持力 |
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某町 建設課 |
2013 11月 |
9日 | BOX、擁壁 基礎杭 |
553m3 | 2.70m | 粘性土 | 六価クロム 対応型セメント |
80 kg/m3 |
83.92 KN/m2 |
qa'=176 KN/m2 |
着工前全景(区画割状況)
(左)ボックス単独基礎部 / (右)ボックス・擁壁 基礎部
完了全景
区画割図
床付け前状態
BX、擁壁完了状況
平板載荷試験
施工状況
セメント散布状況
セメント攪拌・混合状況(下部層)
セメント攪拌・混合状況(上部層)
区画割り確認状況
セメント攪拌・混合状況(BH2台施工)
改良深度確認状況